フォレスト・ガンプ/ 一期一会

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公開年：1995

上映時間：142分

母親から「お前は皆と同じ、バカにされてはいけない」と言われて育ったフォレストは、幼馴染であり理解者のジェニーと出会い、走ることの素晴らしさを知る。彼の元を去ったジェニーを思いながら、様々な場面で才能を発揮し、本人の予期せぬところで出会う人々を導く存在になっていく。

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純粋無垢で欲のないフォレストが、あらゆるところで人並み外れた才能を発揮し活躍する姿はとてもテンポが良く、観ていて気持ちが良いです。また、所々で挟み込まれる事実とフォレストとのコラージュはワクワクさせられる画で、当時の技術的な面からも見る価値がありそうです。

長めの上映時間ですが、登場人物がどれも少し捻くれていて魅力的です。また、フォレストが走る→才能を見つける→ジェニーと出会う→別れるという、別のシュチュエーションで同じパターンが繰り返されるストーリーの構造は、グルーブ感があり退屈させません。

ただ一方、フォレストが思うジェニーの人生の描きかたについては、あまりにも酷いと思いました。この映画は、目の前に起こることを受け入れ成功していくフォレストと、自由になりたいと思うが故に自分から行動して様々な活動に参加し悲惨な人生を送るジェニーが対比となっていて、それは最後まで覆ることはありません。

内容についていろいろと思うことのある映画ではありますが、はみ出し者の登場人物が一喜一憂する姿など魅力的な部分は多く、一見の価値はあります。あとはこの映画を観た後に、この映画と、実際に起こった事実などを見比べることは必要かもしれません。

▼リー・ダニエルズ監督による、この映画では描かれなかった事実を描いた映画だそうです。未見ですが、この映画を見た後だと見る必要がありそう。

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