スキャナーズ
公開年:1981
出演:スティーブン・ラック、マイケル・アイアンサイド
上映時間:104分
住所不定のスキャナー(超能力者)であるカメロンは、一般人をスキャンしているところを、研究者であるルース博士に保護される。その一方、コンセック社が行うスキャナーの実験中に、潜入していた同じくスキャナーのレポックに、コンセック社が抱えるスキャナー数人が殺される。ルース博士はカメロンに、社会の崩壊を目指すレボックを滅ぼせと伝える。
・ ・ ・ ・ ・
ダークでシリアスな雰囲気を持つこの作品は、アート映画のようで美しくもありますが、物語としては少年ジャンプにも掲載できそうなバトルものでもありますので、あまり堅苦しくなく楽しむことができました。
見所はやはり、序盤の実験中に起こる悲劇がすごすぎて笑っちゃうぐらいの迫力でした。そして最後の超能力バトルは、派手なアクションが全くないのに(というか、みんなじっとしてるだけ)、手に汗握って興奮してしまいました。
超能力のバリエーションも様々で、電話線からコンピューターに攻撃するという発想はなかなかスリリングで(仕組みは全くわかりませんが)、その後もまさか!と言う結果になります。
エンディングももちろん言えませんが、唸ってしまうぐらいのなるほどなオチで、最初からエンドロール間際までこんなに楽しめる映画はなかなか出会えないと思います。血が飛んだり、暗い雰囲気が苦手でない方は、是非ご覧になってください。
▼クローネンバーグ監督の2005年の作品。クローネンバーグの映画はどれもオススメです。