マカロニ映画館

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クワイエット・プレイス

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公開年:2018

監督:ジョン・クラシンスキー

出演:エミリー・ブラント、ジョン・クラシンスキー

上映時間:90分

音に反応する謎の生き物の出現した世界で、音を立ててはいけない状況で生活をする家族は、次男を生き物に殺されてしまう。その数年後、母の出産の予定日が近づいたある日、父と長男は食料を探しに、姉は父と喧嘩をして家出をする。そんな中、予定日よりも早く母の破水が始まった。

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「音を立ててはいけない」という強烈な制約によって、凄まじい緊張感を生んでいる作品です。中盤のおそらく宇宙一嫌な出産シーンでは、声を出せない出産って地獄、、と見ていて本当に息苦しかったです。

食器が葉っぱだったり、あらゆるものが糸で編み込んだもので作られていたり、音を出せない状況が生活の道具で紹介されるのもとても良かったです。この映画の中で唯一音楽がかかるラブシーンも、イヤホンでこっそり聞きあうという泣かせるものです。ロケットのおもちゃ、目覚まし、花火など音の出るアイテムを使った仕掛けも見ものでした。

難点をあげるなら、エンディングにつながるあるアイテムの効果が、観客にはかなり早めにわかってしまうので、最後のシーンではさほど驚きを感じれなかったところです。とはいえ驚くほどあっさり終わるので、90分の程よい感じで楽しめるホラーエンターテイメントの傑作だと思います。

 


『クワイエット・プレイス』本予告

 

 

▼そういや先日レビューを書いたこの映画もエミリー・ブラント主演でした。